持続可能な航空燃料は私たちのカーボン・フットプリントの削減におけるカギのひとつですが、まだ大規模な利用に至っていません。持続可能な航空燃料(SAF)は、使用済みの調理油などの再生可能なエネルギー源から生産されるジェット燃料で、化石燃料に代わる持続可能な燃料です。従来のジェット燃料と問題なく混合でき、既存のプロセスや業務に負荷をかけることなく、あらゆる種類の航空機エンジンで使用できます。SAFは化石燃料に比べて炭素排出量を85%まで事前に削減し、循環経済に寄与します。SAFビデオで詳細をご覧ください。カーボン・フットプリント削減に向けた当社のその他のイニシアチブに関する情報はこちらでご覧ください。
カーゴSAFプログラムでは、荷主および運送業者が利用するフライトの一部が、SAFを燃料として利用できます。お客様は関与の水準を選ぶことができ、当社は投資全体がSAFの調達に使用されることを保証します。SAFに投資したお客様には、SAFの購入金額を交通量に結びつけ、この結果実現する炭素削減量を示した、第三者による監査報告書が発行されます。お客様がカーゴSAFプログラムに参加することは、自社のカーボン・フットプリントを削減するだけでなく、より持続可能な未来のための優れたリーダーシップと責任感を明示することになります。究極的にSAF市場の開発は、業界のあらゆるステークホルダーの支援があって初めて実現できるものです。
「二酸化炭素排出量の削減に向けた取り組みは、当社のカーゴ戦略の土台のひとつです。航空貨物向けSAFプログラムの開始は、今後数年に向けて当社が計画した大胆な持続可能性プログラムの中で、大きな一歩となります。当社のお客様がこぞって、より持続的なカーゴの未来の創生に力を合わせてくださることを期待しています。」
– アドリア―ン・デン・ヘイエル、エールフランス-KLMカーゴ執行副社長兼マーティンエアー・マネージングディレクター
エールフランス-KLMでは独自の戦略に沿い、またEUグリーンディール・イニシアチブに先駆け、フランスおよびオランダを出発地とするすべての便で一定率(0.5%~1%)のSAFの混合を開始します。規模の経済に達するために、当社は引き続きSAFに投資します。ただし追加費用の補填の一環で、2022年2月よりこれが当社のオール・イン・レートに組み込まれます。
当社の便でSAFの使用をさらに増強する目的で、MYCARGOにおけるオンライン予約プロセスを介してSAFを購入することで、お客様に自社カーボン・フットプリントを減らす機会を提供いたします。この新規のサービスは2022年4~6月期に導入予定です。詳細は追ってお知らせいたします。
航空業界のカーボン・フットプリントの改革を目指して長期プロジェクトのパートナーになる
御社および顧客のサプライチェーンの持続可能性の改善に寄与
EUの2035年脱炭素化目標を先取り、航空貨物輸送の全体的な二酸化炭素排出量の削減に貢献する